みりころぐ

観劇 (ほぼ宝塚) とiPhoneと買いものが好きなワーキングマザーの日記

感想: 宙組新人公演『エリザベート』

エリザベート新人公演を観劇しました。

9月はなかなか予定があわず、本公演より先に新人公演を観劇することに。

歌えるコばっかりでなんともハイレベルな公演!宙組恐ろしいコ!

 

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1本モノの新公だと、人数と上演時間の関係でいくつかのシーンカットされますが、いきなり冒頭のゾンビダンスがカット。

 

ルキーニの「そう……エリザベート!!!」のあとに肖像画から少女シシィが飛び出してきました。ちょっと肩すかしくらった気分。まあ仕方ない。

 

そして飛び出してきた少女シシィ・星風まどかちゃんの愛らしいことったら……!!

家庭教師をからかって「お見せしましょうか?マダーム?」からのあっかんべー。はじけてピチピチ。若さが眩しい!

 

トート閣下はゾンビシーンがないので、少女シシィとの出会いからの登場。

瑠風輝くん。背が高くてスタイルがいい、さすが宙組。緒月遠麻さんにちょっと似てる。

歌も上手い!特に低音からのシャウトが最高にロック。

シシィをベッドに戻して命を吹き込むシーン、投げキスみたいだった。ちゃらい。本役がまぁ様だから?などと思ったり。

 

フランツの留依 蒔世くんも歌が上手くて、本役の真風大丈夫かな。。。と不安に(汗)

名曲・難曲ぞろいのエリザベート、嵐も怖くないとか最後のダンスとか一幕前半の山場が過ぎるあたりではもはや新人公演ということを忘れてきました。

 

ルキーニは和希そらくんが芸達者。本役さんなの?と錯覚するような手練れ感。

アドリブも難なくこなし、キッチュはなんで世界の美女が出てこないんだろう。いつか本役さん仕様で見たいです。

 

コーラスも含めて、皆さん新公ということを忘れる出来栄えの中、唯一そうだこれは新公だったと思い出させてくれたのが、ルドルフの鷹翔千空くん。

この子は誰?!っていう大物感がビシバシ。

確かに、拙いところはあるのです……って、研2かい!

物理的にも大きくて、歌もまだまだざっくりしてるんだけど、すごく度胸が感じられてまたすごいの出てきたなと思いました。

 

シシィの星風まどかちゃんに戻るんですけど、愛らしい少女時代があまりにもハマりすぎましたが、ちゃんと美貌の皇后にもなったし、晩年の落ち着いた演技まで、見事に一生演じきってました。

お花さまの直系という感じ。私だけにも鏡の間からの登場もバッチリ。

こちらもいつか本役で見たいシシィでした。

 

そんな感じで、ハイレベルだという噂通りの新公、本公演を見ていない状態ということもあるので、余計によく見えてしまっているかもしれませんが、実力とパワーに圧倒されてしまいました。

 

また、チケットとれることがあったらいいなあ。。。

 

上演時間はこんな感じ。

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